
介護を担う人の多くが、働きながらケアを続ける時代になりました。しかし制度は、その現実にまだ追いついていません。
労働政策は“仕事と介護の両立”を前提に支援を広げている一方、介護保険制度は今も「家族が介護に専念できる」ことを暗黙の前提に設計されています。制度同士のねじれの中で、ケアラーは限界と不安のはざまで踏みとどまり続けています。
同様のズレは、外国人介護人材の受け入れにも見られます。制度は「人材確保」という数字を追う一方、現場で働き生活する「当事者」としての理解が置き去りにされてきました。
この記事では、地域で介護を支えるために、制度と現実のすき間を埋めるヒントを探ります。
- 働きながら介護する時代の到来
- 就業継続の現実:「不安」と「限界」の中で
- 制度が「両立」を妨げる逆説─労働政策と介護政策のねじれ
- もう一つの「介護政策のねじれ」─海外と日本
- 制度と現実の「すき間」をつなぐために
